人混みゼロで満たされるゴールデンウィークの過ごし方、朝だけ外に出るという選択

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ゴールデンウィークは「朝だけ旅する女」になる計画です

予定を詰めないのに、なぜか人生が整って見える朝活

旅する女性

ゴールデンウィークが近づくと、なぜか少しだけ焦ります。
どこかへ行かなきゃ。
誰かと会わなきゃ。
写真に残るような予定を入れなきゃ。

そんなふうに思ってしまうのは、たぶん私だけではないと思います。

でも今年の私は、少しだけ違う作戦を立てています。

それは、ゴールデンウィークに「朝だけ旅する女」になることです。

遠くへは行きません。
新幹線にも乗りません。
ホテルも予約しません。
ただ、朝だけ少し早く起きて、いつもより丁寧に服を選び、近所の駅や川沿い、開店直後のカフェまで歩くのです。

たったそれだけです。
でも、これを「散歩」と呼ぶと急に地味になります。
だから私は、あえて「朝だけ旅」と呼ぶことにしました。

4月28日の今日は、二十四節気でいうと穀雨の頃です。
春の雨が草木を育て、新茶の季節である八十八夜も近づいてきます。
空気は少し湿っていて、朝の光はやわらかくて、冬のように急かしてこない感じがします。

この時期の朝は、すごく優しいです。
メイクが完璧じゃなくても、髪が少しはねていても、なぜか許される気がします。

ゴールデンウィークに大きな予定がないと、少し負けたような気持ちになることがあります。
でも本当は、朝だけ外に出るくらいの予定が、いちばん今の私に合っているのかもしれません。

人混みに揉まれず、交通費もほとんどかからず、でも「今日はちゃんと自分のために動いた」と思える。
それって、かなり大人の贅沢だと思います。

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朝だけ旅の持ち物は、少ないほどドラマになる

私の朝だけ旅に必要なものは、かなり少ないです。

小さめのバッグ。
薄手のカーディガン。
リップ。
スマホ。
イヤホン。
そして、できればコンビニで買った少し高いカフェラテ。

これだけで十分です。

むしろ、荷物が多いと現実感が出すぎます。
モバイルバッテリー、日傘、ウェットティッシュ、折りたたみ傘、エコバッグ、予備の靴下。
全部持つと、急に「遠足の引率者」みたいになります。

朝だけ旅は、頑張りすぎないことが大事です。

行き先も、映える場所じゃなくていいです。
駅前のベンチ。
開店直後のパン屋さん。
まだ人が少ない商店街。
公園のすみっこ。
ドラッグストアの前に咲いている名も知らない花。

そういう、普段なら通り過ぎる場所を、あえて目的地にしてみます。

「今日はこのベンチで10分だけ何もしない」
「今日はこのパン屋さんで一番小さいパンを買う」
「今日は知らない道を一本だけ曲がる」

このくらいでいいのです。

大人になると、予定はだいたい誰かのためになります。
仕事の予定。
美容院の予約。
家族への連絡。
友達との調整。
婚活アプリの返信。

自分のための予定なのに、いつの間にか義務みたいになってしまうこともあります。

だからこそ、朝だけ旅は、誰にも説明できないくらい小さいほうがいいです。

SNSに載せても、載せなくてもいいです。
誰かに報告しても、しなくてもいいです。
「何してたの?」と聞かれて、「ちょっと朝に出かけてた」とだけ言えるくらいが、いちばんかっこいい気がします。

30代になると、派手な予定よりも、後からじわっと効いてくる予定のほうが大事だったりします。

実は私、朝だけ旅に行くつもりではありませんでした

ここまで書いておいて、最後に少しだけ白状します。

実は私は、最初から「朝だけ旅」をするつもりだったわけではありません。

本当は、ゴールデンウィークに誰かと会う予定を入れたかったのです。
予定がある人に見られたかったのです。
ちゃんと楽しんでいる人に見られたかったのです。

でも、誘いたい人には連絡できませんでした。
婚活アプリも、なんとなく開いて閉じました。
友達の予定を聞くのも、少しだけ怖かったです。

断られるのが怖いというより、相手がすでに楽しそうな予定で埋まっていたら、自分の空白が急に目立つ気がしたのです。

だから私は、強がりで朝だけ旅を考えました。

でも不思議なことに、計画しているうちに少し楽しくなってきました。

どの服を着ようかな。
朝のカフェラテは甘いほうにしようかな。
歩くなら、スニーカーのほうがいいかな。
帰ってきたら、洗濯を回して、昼寝してもいいかな。

誰かに選ばれる予定ではなく、自分で自分を外へ連れ出す予定。
そう考えたら、少しだけ胸が軽くなりました。

そして、いちばんびっくりしたのはここからです。

私は朝だけ旅の計画を立てながら、ふと気づいてしまいました。

本当に行きたかった場所は、観光地でも、話題のカフェでも、海でも山でもありませんでした。

私が行きたかったのは、
「予定がない自分を責めない場所」だったのです。

だから今年のゴールデンウィーク、私は遠くへ行かないかもしれません。
でも、ちゃんと出発はします。

朝の光の中で、少しだけ口角を上げて、近所の道を歩きます。
誰にも気づかれないくらい小さく、自分の機嫌を取りに行きます。

それは旅行と呼ぶには近すぎるかもしれません。
でも、今の私には十分すぎるほど、ちゃんとした旅です。

ゴールデンウィークに予定がぎっしり詰まっていなくても、大丈夫です。
むしろ、空白があるからこそ、自分の声が聞こえる日もあります。

今年の私は、混雑した駅のホームではなく、朝の静かな道で、自分に会いに行こうと思います。

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