深夜の洗面所で横顔ばかり気にしてしまう夜に読まれている“小顔より生活感”の話

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横顔の女性
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深夜1時、鏡の前で“横顔だけ”加工してしまう私たちへ

横顔の女性

「正面は嫌いじゃないのに、横顔だけ急に自信がなくなる夜があります」

最近、SNSで増えているらしいです。

“横顔専用の美容整形相談”。

最初に見たとき、「そんな細かい悩みある?」と思いました。でも気づいたんです。30代になってから、私たちは“真正面”より“ふとした瞬間”を気にし始めていることに。

友達に撮られた動画の停止画面。
Zoom会議で偶然映った斜め角度。
美容院の鏡越しの自分。
駅のホームのガラスに映った顔。

正面の自撮りは加工できるのに、横顔って急に現実なんです。

特に夜。

メイクを落として、スキンケアを終えて、髪をゆるく結んだあと。洗面所の鏡で顔を横に向けた瞬間、「なんか疲れて見えるな」と感じることがあります。

若い頃は、“盛れるかどうか”だけだった気がします。
でも30代になると、“生活感がにじむかどうか”が気になってくるんですよね。

輪郭。
口元。
フェイスライン。
首の角度。

全部が、“ちゃんと生きてきた人の顔”になっていく。

それが悪いわけじゃないのに、SNSの世界だけが永遠に22歳みたいで、たまに置いていかれた気持ちになります。

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深夜のネット検索は、だいたい心が疲れている日です

「横顔 老けて見える」
「口ゴボ 30代」
「フェイスライン もたつき」
「横顔 垢抜けない」

こんな検索を、夜中の1時半にしている女性、実はかなり多いらしいです。

でも、これって単純に美容の悩みじゃない気がするんです。

本当は、“自分の人生に疲れている日”に検索している。

仕事で気を遣いすぎた日。
既読スルーされた日。
婚活アプリで「いいね」が減った日。
同級生の子どもの写真を見た日。

そういう日に限って、自分の横顔が急に幸薄そうに見えるんです。

私はこの前、スーパーで冷凍うどんを選んでいるとき、冷蔵ケースに映った自分の顔にびっくりしました。

「あれ、こんなに疲れてたっけ?」って。

でも、その瞬間に思ったんです。

たぶん顔じゃなくて、“心の余白”が減っていたんだなって。

30代って、不思議です。

20代みたいに勢いだけで走れない。
でも40代みたいに開き直る覚悟もまだない。

だから、ずっと“ちゃんとしなきゃ”の途中にいる。

それが横顔に出るんですよね。

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最近の美容は「可愛くなる」より「生活感を消す」に変わっている気がする

ここ数年で人気の美容ワードを見ると、すごく時代を感じます。

“多幸感”
“清潔感”
“疲れて見えない”
“機嫌よさそう”
“ナチュラルに若い”

昔みたいな「誰より可愛くなりたい」じゃなくて、「ちゃんと眠れてそうな顔に見られたい」に変わってきている。

これ、30代女性のリアルだと思います。

私たちは今、“映える顔”じゃなく、“人生詰んでなさそうな顔”を求めている。

だから最近、流行っている美容法も面白いです。

頭皮マッサージ。
耳周りほぐし。
姿勢改善。
舌トレーニング。

もはや顔を触っていない。

でもそれって、すごく今っぽいと思うんです。

だって30代になると、顔だけ整えてもダメだって薄々気づくから。

寝不足も、
ストレスも、
孤独も、
人間関係も、

全部、輪郭に出る。

だから深夜のスキンケアって、もはや美容じゃなくて“自分をなだめる儀式”なんですよね。

6月の湿った夜風を感じながら、パックを貼って、スマホをぼーっと見て、「明日もまあ頑張るか」と思えたら、それだけで少し救われるんです。

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そして昨日、私は“横顔を変えるため”に美容クリニックへ行きました

ここまで読んだら、多分みなさん、「あ、この人ついに整形したんだ」と思うかもしれません。

私もそう思っていました。

予約したのは、“横顔特化カウンセリング”。

フェイスライン改善。
Eライン相談。
横顔バランス診断。

SNSで見つけて、気づいたら予約ボタンを押していました。

当日、私は少し緊張しながらクリニックへ向かいました。

受付はホテルみたいに綺麗で、みんな静かで、いい香りがして、自分だけ場違いな気がしました。

カウンセリング室で先生に言ったんです。

「最近、自分の横顔がすごく疲れて見えるんです」って。

すると先生は、私の顔を数秒見たあと、意外なことを言いました。

「横顔、すごく綺麗ですよ」

いやいや、そんな営業トークある?と思いました。

でも先生は続けました。

「たぶん必要なの、施術じゃなくて“休息”です」

私は一瞬、意味がわかりませんでした。

先生はカルテを閉じながら、こう言ったんです。

「睡眠不足とストレスで、表情筋がずっと緊張しています。だから疲れて見える。輪郭の問題じゃないです」

その瞬間、なんか全部どうでもよくなってしまったんです。

帰り道、私はコンビニでアイスを買いました。

しかもダイエット中なのに、チョコモナカジャンボ。

夜風が少し涼しくて、マンションの廊下に誰かの柔軟剤の匂いがして、遠くで犬が鳴いていて。

そのときふと思ったんです。

私は横顔を直したかったんじゃなくて、“ちゃんと幸せそうに見える自分”が欲しかったんだなって。

でも本当は、幸せそうに見える顔って、輪郭じゃなくて、“少し安心している人の顔”なのかもしれません。

だから今日くらいは、鏡を横から見なくてもいい気がしています。

たまには真正面じゃなく、自分の心を整える夜があってもいいですよね。

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