無月経になる原因は、ストレスによるところも多いようです。
私の周りにも、仕事や人間関係が上手くいかない時に限って、無月経になる女性がいます。
彼女は、穏やかで優しい性格です。そんな彼女は、見るからにとてもデリケートです。
その彼女も仕事で行き詰った時や上司との関係が上手くいかない時は生理が止まってしまうんです。
ストレスによる無月経になることは、珍しい事ではありません。
かなり昔になりますが、第二次世界大戦中の昭和18年頃から終戦にかけて、婦人科外来に無月経の患者さんが増えたといいます。
理由は、まさに「戦争」です。いつ空襲がくるのかもわからず食料も減ってきます。自分の命を守ることで、ストレスが溜まってきたのですね。
第二次世界大戦といえばドイツやロシアでの収容場などでも、無月経の夫人が増えたという報告もあります。
現代では、どうでしょう。
思春期の頃から、入学、卒業、就職、受験など、次々にストレスの原因となる社会状況に囲まれています。
また激しい運動をする人にも無月経はあります。
何もストレスがなくても、無理なダイエットも生理不順などにつながることがあります。
もしかしたら赤ちゃんができたかもしれない！！
生理が10日くらい遅れたら、ひょっとして妊娠している可能性もあります。
妊娠したばかりでは、お腹を見ても、妊娠しているかどうかは全くわかりません。
それよりも乳房が張ってきたり、乳首がチクチク痛んだり敏感になってきたりします。
また乳首の色も濃くなってきます。
基礎体温を日ごろから計っていたならば、基礎体温は高温期が長く続き、心拍数も増えてビートも強くなってきます。
高温期が3週間以上続く場合には、妊娠しているのでしょう。
高温期に入るのは、ごく自然なことです。その場合には、体を冷やさないように心がけてください。特にお腹はしっかりと守ってあげてくださいね。
ちょっとしたストレスで一時的に生理が不順になっても、基礎体温を測ると温度の変化でどのような状況かがわかります。
3か月以上生理不順が続くようならばお医者さんに行った方がいいですね。ひょっとすると卵巣や子宮に病気が隠れているかもしれません。またほかにも原因が見つかるかもしれません。
病院では、超音波検査（エコー）で子宮や卵巣の状態を見たり、血液検査をします。
その後ピルや排卵誘発剤などによる治療を行うことになります。
生理不順で、診察を受けるときは、基礎体温表を持っていくことをおすすめします。基礎体温表があると、ある程度の診断の目途が付くので、診察もスムーズに行われます。
生理不順を感じたら、一度最近の自分の生活を見直してみるといいと思います。
無理なダイエットや、激しいスポーツ、食生活の乱れ、冷え、ストレスなど、心当たりはありませんか。
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