スマホの「あとで見る」に溜まった未読たちは、私の小さな心の避難所です
気づいたら、保存だけで満足している夜があります

仕事から帰ってきて、バッグを床に置いて、部屋着に着替えて、なんとなくスマホを開く夜があります。
本当はお風呂に入りたいです。
本当は洗濯物をたたみたいです。
本当は明日のために早く寝たいです。
なのに、指だけが勝手に動いて、SNSやニュースアプリやブログを流し見してしまいます。
そして気づくと、「あとで見る」に保存しているのです。
レシピ。
ストレッチ動画。
話題の本。
肌にいいらしい食材。
行ってみたいカフェ。
節約に役立ちそうな記事。
心が軽くなる言葉。
おしゃれな人の朝ルーティン。
保存した瞬間だけ、少し未来の自分が整ったような気がします。
「これをあとで見れば、私はもう少しちゃんとできる」
そんな小さな希望を、スマホの中にそっとしまっている感じです。
5月13日の今日は、七十二候でいうと「蚯蚓出」の頃です。土の中で静かに動き始める季節のように、未読リストも、まだ開けていないだけで、私の中の小さな変化のサインなのかもしれません。
未読が増えるほど、私たちは「未来の自分」に期待しているのかもしれません
「あとで見る」が増えていくと、少し罪悪感があります。
また見ていない。
また溜めている。
また保存だけして終わっている。
でも、もうどうでもいいと思っていたら、保存すらしません。
夜中に保存した「朝5分のストレッチ」は、体を整えたい気持ちです。
日曜に保存した「簡単ごはん」は、自分をちゃんと食べさせたい気持ちです。
通勤中に保存した「心が疲れた日に読みたい言葉」は、誰かに優しくされたい気持ちです。
つまり未読リストは、サボりの証拠ではなく、未来の自分に渡した小さな手紙なのです。
30代になると、毎日をこなす力はついてきます。
でも、こなせてしまうからこそ、疲れていることに気づくのが遅れる日もあります。
「大丈夫です」と言いながら、心の中ではぜんぜん大丈夫じゃない日があります。
そんな日、スマホの「あとで見る」は、私の代わりに弱音を保存してくれているのかもしれません。
◆>>更年期のストレス・疲労・睡眠に!GABA機能性サプリ【ベルタエクリズム】「あとで見る」を片づけるより、眺めるだけの日があっていいです
未読を全部読まなきゃ。
保存したものは消化しなきゃ。
ブックマークは整理しなきゃ。
そう思うほど、スマホの中まで部屋の散らかりみたいに見えてきます。
でも最近は、無理に片づけないことにしました。
ただ眺めるだけの日を作ります。
美容の記事ばかり保存している日は、鏡を見るのが少しつらいのかもしれません。
節約の記事ばかりの日は、お金の不安があるのかもしれません。
片づけの記事ばかりの日は、部屋より先に心が散らかっているのかもしれません。
未読リストは「やることリスト」ではなく、「今の私の温度計」なのです。
読まなくてもいいです。
全部叶えなくてもいいです。
保存した過去の自分を責めなくていいです。
むしろ、よく見つけてきたね、と言ってあげたいです。
◆>>女性のリズムを整える葉酸サプリ【ベルタプレリズム】そして今日、いちばん大事な未読は「他人の記事」ではありませんでした
ここまで、私はスマホの未読の話をしているつもりでした。
でも、ふと気づきました。
本当に未読のまま残っていたのは、他人の記事ではありませんでした。
私自身の気持ちでした。
「疲れた」と思っていたのに、読まないふりをしていました。
「寂しい」と思っていたのに、通知でごまかしていました。
「不安だ」と思っていたのに、節約記事を保存して努力の形に変えていました。
つまり私は、情報を未読にしていたのではなく、自分の本音を未読にしていたのです。
スマホの整理をしようと思っていたのに、整理すべきだったのは心の通知だったなんて、少し笑ってしまいます。
だから今夜、私は「あとで見る」を全部消しません。
その代わり、ひとつだけ新しいメモを保存しました。
「私の本音を、あとまわしにしすぎないこと」
未読があるということは、まだ知りたいことがあるということです。
変わりたい気持ちがあるということです。
自分をあきらめていないということです。
そして、いちばん最後に開くべきページは、いつも自分の心の中にあるのかもしれません。
今日の私は、それに少しだけ気づけました。
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